58日目
海が始まる、最果ての地へ。
昨日の予報では風雷雨。夜、雷鳴ってたしな…なんかいろいろ考えて、寝付いたのは4時ごろ?しかも、寝たら怖い夢みたし。帰国に向けて、脳が活発になっている様子。
ホステルで昨日買ったエッグタルトで朝食。朝ごはんのパンはチーズとトマトとサラミでサンドイッチにして、ランチ用に。
今まで、かなり天気に恵まれた旅でしたが、最後の最後、ユーラシア最西端の地へ行く日に限って…曇り空でも美しいけどね。
ロシオ駅まで歩き、チケット購入。情報では12ユーロだったけど、バスと電車のセットで15ユーロになっていた!二階建て電車の窓際をゲットし、定刻に駅を出発し、まずは世界遺産にもなっている町、シントラを目指します。
天気はわりともっています…このままがんばって〜
シントラの駅に着いて、情報収集。ロシオ駅で買ったチケットでこの辺のバスは乗り放題です。
とりあえず、1番高いところまでいってみよう!ということで、ペナ宮殿へ。この旅、最後になってお金も時間も限られてきたので、シントラでは無料で楽しむと心に決め…
はい、ペナ宮殿。遠っ!笑
そこからあるいて、ムーロス城?へ。歩いたらめっちゃ気持ちいい景色に出会えます。ちょっと屋久島っぽい?
景色もいいし、シントラは1〜2日かけてゆっくり楽しみたいな。次回ね!
こんなんもある〜!絶対やりたいし!
くだって行くと、こんなかわいい教会なども。バスもいいけど、やっぱり徒歩だね!今回の数時間では満喫するのは無理だけど、すごく好きな場所!
あの、遠くに見えるのが、ムーロス城ですね。遠っ!笑
歩いていると、道を教えてくれたおじさんが、水をくんでいる!そうそう、ホステルで補充し忘れて、空のペットボトルがあるのよね(ヨーロッパの水道水、ほとんど飲んでます)。飲めるの?って聞くと、俺たちは飲んでるよ!って。じゃ飲むでしょ。ペットボトルに無料で水が補充されました。しかも、水道水よりだいぶ美味し〜!わーぃ♪
町中にはお土産屋さんもたくさん!とりあえず、名物だという、チーズのお菓子と、パイみたいなのを購入。そして、コルク製品、銀のピアスを少々…だってかわいーんだもん!
王宮もさらーっとスルーして…12:10の1時間に一本のロカ岬行きバスに乗るため、急ぎ足、ちょっと駆け足!!
これを逃すと1時間後や〜!駅前にはたどり着けず、広場で確認すると、ここも通るらしい。じゃ待ってよ〜…
って!バスが目の前をスルー!!逆サイドやったのね…
はい、Wi-Fi使えるカフェでヤケ酒よね♪このブログを書くの、結構時間がかかるから、こういう待ち時間も結構いいのよね♥︎はぁ〜昼間のビールはうまいな!
そして、待ち時間に先ほど買ったおやつと、手作りサンドイッチでお昼ご飯。さぁ、13:10発のバスでロカ岬へ〜
少しずつ、海が見えてくると、ドキドキ…あぁどうしよ♥︎
ついに!!!ユーラシア横断したぞ〜☆インフォメーションで到達証明書も書いてもらって…
今まで一緒に旅してきた(ロシアで壊してからは首にぶらさげてた)ばあちゃんの形見の指輪と一緒に、でん!
今まで見守ってくれた人、サポートしてくれた人、アドバイスしてくれた人、待ってくれている人、道中で助けてくれた人、本当にありがとう♥︎皆さんのおかげでここまで辿り着けました。
このまま、この海を越えて、アメリカ大陸まで行きたくなりますが…ちょうど24時間後には、飛行機に乗らなければなりません。
ここで海をみながらボーッとしてると、落ち着きます。丸一日こうしていられそうですが、観光客は次から次から到着しては写真を撮ってます。日本人の団体さん(和太鼓の人達?)も来てましたね〜
1時間ほど滞在して、お次はカスカイスへ。初の大西洋で海水浴をしようと、しっかり水着で用意ばっちり!バルセロナでの地中海では悔しい思いをしたので、今回こそは!
それにしても、天気予報当たらないなぁ〜遠い陸地は分厚い雲があるから、リスボンでは降ってるのかな?
カスカイスの小さなビーチで、冷たい大西洋にざぶん〜
はぁ…冷たいけど、気持ちいい〜☆そういえば、今年初の海やな!日本でもまだ泳げないだろうし。ビーチのお店で買ったモヒートアイスを、パラソルの下で。幸せ♪このアイス、日本でも売ってくれないかな。
少し曇ってきたので、ビーチにあるシャワーで身体を流して、もう一度太陽の下で、ごろん。ある程度乾いたら服を着て…電車でエストリルへ。と思ったのですが、海岸線を歩いてると、すぐ近くみたい。いくつもビーチがあって、みんなそれぞれ楽しんでます。
こんな気持ちいいところでこのまま帰るのも、もったいないなぁ〜ということで、ビーチの前でサングリアを。今回は白ワインのサングリアにしたら、イチゴも入ってて美味しかった♪ゆったりくつろいでから、電車でリスボンの街へ戻りましょ〜
カスカイス〜カイスドソドレ線は海岸線をずーっと走ります。すごくいい景色♥︎とりあえず、ホステルに戻って、シャワーを浴びて、荷造りして…ちょっとおめかしして、ホステルで予約してもらったファドを聴きに。
LUSOというお店で、ディナーセットで30ユーロ。最後の夜だから奮発!いつもは眠くなるし、治安も気になるから、夜は出歩かなかったけど、今回は特別!必要最低限のものだけもって、夜の街へ〜
夜景はいいね〜☆お城も光ってます!ホステルの立地がなかなか良くて、5分くらいで到着。
22時からの席で、まだ15分前。中からは迫力のある声が♥︎おぉ、テンション上がる〜。昼間が嘘のように、活気のあるバイロ・アルトの界隈。22時過ぎにだいたいの1部を楽しんだお客様たちが出て行き、2部の用意。席に通され、メニューを確認すると…本当なら37ユーロ+飲み物代みたい。お得だー
ただ…めっちゃお腹空いたけど、この時間からディナーは確実に太るやん!しかも、他のお客はほとんど呑んでるだけ。私もそれでよかったんだけどな〜。残念ながら、メニューはこの前のレストランでのチョイスと全く一緒!しかも、同じく赤ワインにしちゃった…
1人目は若い女の人。でも、迫力はある!合間に打ち合わせをボソボソするのが面白い。
2人目は謙虚な青年。ちょっと「ヒロシです…」って感じだけど、あの声で、歌ってる最中に目が合うとキュンとしちゃうね♥︎
歌の間には食べにくいから、やっぱりお酒だけがよかったわ〜。ご飯は美味しいけど、集中できない…
ラストの巨漢の女性はやばかったな!声量がすごい…鳥肌もの。残念ながら、CDを買う余裕はないけど、全然眠くならなかった!これは、いろんな人の歌を聴きたくなるな〜
最後の夜…とても素敵でした。この旅が終わるのは本当に哀しいし、淋しいけど、まだまだこれから。新しい旅を続けていける人でありたいです。謙虚に、学び続け、感謝して。
明日は残りのリスボン観光スポットを駆け足で巡って、空港へ向かいます。