new life

国内外の旅日記&つらつら日々日記

12日目

いよいよ!

夜中、朝…それぞれ2人のお客が前のベッドにいたけど、1〜2駅で降りて行ってしまいました。この車両には、外国人はたぶん中国人の女の子2人と私だけ?彼女らはロシア語ができそうです。ロシアの若い軍人さんなども乗ってきましたが、いたって静かな車内。『戦争と平和』の1巻も読み終わり、同僚の先生からいただいた『世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ』とやらを読み始める。私の通っているお気楽シベリア鉄道旅行コースとは違うし、時代も少し前なのですが、まぁ面白いかな。こんなん読むとやってみたくなっちゃうけど〜。さっと読み終えてしまいました…早くヨーロッパに入りたくなってしまった。
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朝食は昨日と同じようにハム、きゅうり、チーズのサンドイッチとコーヒー。昼食はバイカル湖で買っておいた、オームリという魚の燻製(ロシア人の見様見真似で手でむしり取りつつ食べます。手についた匂いがなかなか取れません)とパン。これで食料はお菓子以外ほぼ食べ尽くしたので、夜はピロシキでも買わなきゃな〜。
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ロシアって、意外と物価が安くはない。アイスも普通に100円くらいしたりする。これは悲しい…なのに、ロシア人は普通に食べてるから、景気もそんなに悪くないんかな。昨日おしゃべりした人(名前覚えられなかった)も月に30万くらいは稼いでるって言ってたし。貧富の差はあるようなので、一概には言えないだろうけどね。
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エカテリンブルグ〜ペルミⅡあたりでは、ウラル山脈付近を通過。どこに山脈があるかは確認できず…ただ、山の中ではまだ雪も残っており、天気も崩れ気味。その後は同じような風景。針葉樹林と青い空。雪解けでぬかるんだ沼地。駅の近くでは古い家々。こんなところに、人が住むんだな〜とシベリアの車窓では本当に感心させられます。
さて、このロシア号。いろんなところで物売りおばさんやおじさんが乗り込み、毛皮のコートやマッサージ器やアクセサリーを売りつけに来ます。もちろん、興味ないよ〜と示すのですが、マッサージ器を持ったおじさんは勝手に私の方にマッサージ器を押し付けブルブル〜。気持ちいいでしょ?と、自慢げ。そして、他の客との交渉で使うから、とボールペンを貸してあげると、それに日本語が書いてあることに喜び、図々しくも欲しがる(ちなみに、ただの薬局の景品みたいなもの)。まぁほかにも持っているので、あげることに。笑顔が可愛かったから、まーいっか。
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バレズィノで小休止。物売りがホームにいて、久々に外の空気を吸おう…と降りようとすると、同じ車両のモンゴル系の顔をしたおじさんが手を出している。あ、私の後ろにいる奥さん待ちね。ついでに、私にも手を貸してくれました。こういうスウィートなところ、日本男性にもあればなぁ〜(できる人もいるとは思うけどさ)。密かに目標にしている、1日1アイス(1日に2つ食べたりもしてるけど…)の目標を果たすため、アイスと今日の夕食をゲット。アイスの方が高い。ロシアのヌードルは初挑戦。ヌードル系はやはり、韓国や中国のものの方が美味しい気がする。
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キーロフでは乗客の乗降がかなりありました。大きい街なのかな?前のベッドにも綺麗な女性客が。あと1泊でモスクワなので、きっと利用客も多いのでしょう。私はあと一駅!ただ、まだ5時間半くらいは走るんです…寝てしまわないようにせねば。

この旅(なんかみんなには驚かれる旅程)をすることにしたのは、友達がいるところを、まとめて回ろう!と、思ったからで、さほど無理な旅程ではないし、ロシアから先のこともほとんど決めてない。

ただ、まだ帰国日(就活最終面接の日に合わせるつもり)が決まってないので、ヨーロッパをどれほど回れるか?が未定。もちろん、お金がもたなければ、帰らなきゃいけないしな。いよいよ?今日の夜から、綾香のところに4日ほどお世話になるので、またぼちぼち決めましょう。